Trac Lightning レポートを利用して状況別件数一覧を表示する
おはようございます。
連チャンの Trac Lightningネタすみません。
レポート機能を使って、
ロードマップ画面に担当者別、状況別件数一覧を表示する方法を紹介します。
スポンサーリンク
新規レポートの作成
次のURLにアクセスします。
http://[tracのルート]/[プロジェクト名]report
「新しいレポートの作成」ボタンをクリックします。
レポートの名称、詳細を入力します。
レポートのクエリには次のSQLを記入し、「保存」ボタンをクリックします。
SELECT (CASE WHEN ifnull(nullif(t.owner, ''),0) = 0 THEN '担当未定' ELSE t.owner END) AS "担当者" , SUM(CASE WHEN t.status = 'closed' THEN 1 ELSE 0 END) AS "完了" , SUM(CASE WHEN t.status IN ('accepted','reopened') THEN 1 ELSE 0 END) AS "着手中" , SUM(CASE WHEN t.status = 'assigned' THEN 1 ELSE 0 END) AS "割当済" , SUM(CASE WHEN t.status = 'reviewing' THEN 1 ELSE 0 END) AS "レビュー待ち" , SUM(CASE WHEN t.status = 'corresponded' THEN 1 ELSE 0 END) AS "対応済み" , SUM(CASE WHEN t.status = 'new' THEN 1 ELSE 0 END) AS "未着手" , COUNT(*) AS "合計" FROM ticket t WHERE t.milestone = '$MILESTONE' GROUP BY t.owner ORDER BY t.owner
status は、カスタマイズしている場合それに合わせて変更してください。
上記の場合は、レビュー待ちと対応済みを追加してあります。
完了メッセージが表示されればOKです。
それ以外に警告も表示されていますが、
「$MILESTONE」という引数を受け取るようにSQLに設定しており、
引数が設定されていないために表示されるものです。
右側赤枠の部分に対象のマイルストーン名を入力すると警告を消すことができます。
マイルストーンの作成
上部メニューの「ロードマップ」をクリックします。
(管理メニューでも作成することはできます)
「新しいマイルストーンを登録」ボタンをクリックします。
マイルストーン名を入力、
詳細には次の文字列を入力します。
[[ReportInclude(10?MILESTONE=マイルストーン名)]] [[TicketQuery(format=table,milestone=マイルストーン名)]]
1行目は「ReportIncludePlugin」というプラグインを利用したマクロです。
Trac Lightning 3.2 であればデフォルトでインストール、有効化されています。
詳細は下記ページを参照
Shibuya trac
https://ja.osdn.net/projects/shibuya-trac/wiki/plugins%2FReportIncludePlugin
2行目はデフォルトの機能で、
チケットの一覧を表示するためのマクロとなります。
これについての詳細はヘルプページを参照してください。
http://[tracのルート]/[プロジェクト名]/wiki/TracQuery#UsingtheTicketQueryMacro
マイルストーンを保存すると、完了メッセージが表示されます。
チケットにマイルストーンを設定すると、上記のように表示されるようになります。
一目で状況がわかるので進捗の管理に便利ですよね。
まとめ
Trac は 通常 SQLite3(PostgreSQL、MySQLも利用可)を利用するようになっていて
案外簡単なテーブル構造なので、SQLさえ書ければ色んなレポートが作成できます。
どうせ導入するのであれば色々なレポートを作成し、
プロジェクトが捗るようにしたいですね。
テーブル構造については次のページが参考になるかと思います。
suzukijの日記 様
http://d.hatena.ne.jp/suzukij/20120206/1328539509
ではでは。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません