Trac Lightning レポートを利用して状況別件数一覧を表示する
おはようございます。
連チャンの Trac Lightningネタすみません。
レポート機能を使って、
ロードマップ画面に担当者別、状況別件数一覧を表示する方法を紹介します。
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新規レポートの作成
次のURLにアクセスします。
http://[tracのルート]/[プロジェクト名]report
「新しいレポートの作成」ボタンをクリックします。
レポートの名称、詳細を入力します。
レポートのクエリには次のSQLを記入し、「保存」ボタンをクリックします。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 | SELECT (CASE WHEN ifnull(nullif(t.owner,''),0)=0THEN'担当未定' ELSEt.owner END)AS"担当者" ,SUM(CASEWHENt.status='closed'THEN1ELSE0END)AS"完了" ,SUM(CASEWHENt.status IN('accepted','reopened')THEN1ELSE0END)AS"着手中" ,SUM(CASEWHENt.status='assigned'THEN1ELSE0END)AS"割当済" ,SUM(CASEWHENt.status='reviewing'THEN1ELSE0END)AS"レビュー待ち" ,SUM(CASEWHENt.status='corresponded'THEN1ELSE0END)AS"対応済み" ,SUM(CASEWHENt.status='new'THEN1ELSE0END)AS"未着手" ,COUNT(*)AS"合計" FROM tickett WHERE t.milestone='$MILESTONE' GROUP BY t.owner ORDER BY t.owner |
status は、カスタマイズしている場合それに合わせて変更してください。
上記の場合は、レビュー待ちと対応済みを追加してあります。
完了メッセージが表示されればOKです。
それ以外に警告も表示されていますが、
「$MILESTONE」という引数を受け取るようにSQLに設定しており、
引数が設定されていないために表示されるものです。
右側赤枠の部分に対象のマイルストーン名を入力すると警告を消すことができます。
マイルストーンの作成
上部メニューの「ロードマップ」をクリックします。
(管理メニューでも作成することはできます)
「新しいマイルストーンを登録」ボタンをクリックします。
マイルストーン名を入力、
詳細には次の文字列を入力します。
1 2 | [[ReportInclude(10?MILESTONE=マイルストーン名)]] [[TicketQuery(format=table,milestone=マイルストーン名)]] |
1行目は「ReportIncludePlugin」というプラグインを利用したマクロです。
Trac Lightning 3.2 であればデフォルトでインストール、有効化されています。
詳細は下記ページを参照
Shibuya trac
https://ja.osdn.net/projects/shibuya-trac/wiki/plugins%2FReportIncludePlugin
2行目はデフォルトの機能で、
チケットの一覧を表示するためのマクロとなります。
これについての詳細はヘルプページを参照してください。
http://[tracのルート]/[プロジェクト名]/wiki/TracQuery#UsingtheTicketQueryMacro
マイルストーンを保存すると、完了メッセージが表示されます。
チケットにマイルストーンを設定すると、上記のように表示されるようになります。
一目で状況がわかるので進捗の管理に便利ですよね。
まとめ
Trac は 通常 SQLite3(PostgreSQL、MySQLも利用可)を利用するようになっていて
案外簡単なテーブル構造なので、SQLさえ書ければ色んなレポートが作成できます。
どうせ導入するのであれば色々なレポートを作成し、
プロジェクトが捗るようにしたいですね。
テーブル構造については次のページが参考になるかと思います。
suzukijの日記 様
http://d.hatena.ne.jp/suzukij/20120206/1328539509
ではでは。
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